【行方不明展】ネタバレなし・感想レポート

展示

今回は2024年の7月19日〜9月1日まで行われていた「行方不明展」が
今年帰ってきたので、参戦してきました!

こちらは、

  • 行方不明展に行ってみたいけど、どういう展示なのかわからない人
  • どういう展示があるのかネタバレなしで知りたい人

におすすめの記事になっています。

行方不明展|開催日時・アクセス・混雑・所要時間まとめ

それぞれの特設サイトはこちら↓

【開催日時】

大阪会場:2025年7月25日(金)〜9/27(土) →10月4日(土) まで

札幌会場:2025年10月11日(土)→11月24日(月・休)まで

※ 2025/09/21 時点

【アクセス情報】

  • 大阪会場:谷口悦第2ビル1F
    • 最寄り駅:
      • Osaka Metro本町駅12番出口を出てすぐ
  • 札幌会場:サッポロファクトリーホール横 特設会場
    • 最寄り駅:
      • 地下鉄東西線「バスセンター前」駅下車、8番出口より徒歩3分

【所要時間・滞在時間】

  • 所要時間:私は何度か展示内を往復したので、約120分ほど
    • 文字量多めなので、読み物が好きな人は楽しめると思います。
    • 文字を追うのが早い方は、もう少し早めに終われる可能性が高いです!

【混雑状況】平日の訪問がオススメ

  • 水曜日に訪問 → 人はいるものの、余裕を持って鑑賞することができます。当日券も販売されていました。

【チケット情報】

チケットの価格は以下の通りです。

  • 一般 2,200円
  • 小中高生  1,600円

チケットについて

チケットは、主要プレイガイドで売っています。(ぴあ、ローソン、イープラス、アソビュー!等)
私はチケットぴあで買いました!

北海道会場の日時指定入場券は、チケットぴあでのお取り扱いしかないため、注意が必要です!

展示概要と感想

展示概要

この展示は「恐怖心展」同様、下記メンバーの企画展です。

  • 初著『かわいそ笑』を書かれた怪談作家:梨さん
  • 株式会社闇』代表:頓花 聖太郎さん
  • TXQ FICTION』など様々なモキュメンタリーホラーを手がけるテレビプロデューサー:大森 時生さん

「恐怖心展」・「行方不明展」共に展示の延長が決まっており、根強いファンが多そうですよね。

会場では、行方不明にまつわる様々な物品や情報を集め、分類して展示している。と、

サイト内で記載がありましたが、文字通り、事象をファイリングしたものをみているような感覚になりました。

展示内容

※この展示内容は、フィクションになります。

※ここからは、会場内の感想をそれぞれのセクションごとに書いていきます。
展示物の写真は載せていませんが、ネタバレを極力回避したい場合は、「まとめとこれから行く方へ」まで飛ばすことをオススメします。

入口

私が行ったのは、大阪会場になります。

入り口はこんな感じでした。

いや、ドア!笑
何枚もの行方不明者を探すような張り紙が一面に貼られています。

不穏すぎる…。

右にある、会期延長を祝う看板との温度差で風邪をひきそうです。

ごあいさつ

梨さんが、この展示で体感してもらいたいことなどが書いてありました。

要約すると、「行方不明」という現象を通した人々の振る舞いや感情、
印象の揺らぎを追体験してもらいたい。と言うような内容でした。

全文は、会場で見てみてくださいね。

身元不明「ひと」の行方不明:感想

「人」に関係する「行方不明」は、便宜的に「身元不明」となっており、

身近な人が行方不明になった人たちや、目撃情報、
行方不明になる前に撮影されたであろう防犯カメラの映像などが展示されていました。

記憶が朧げなまま居なくなった人を探すものや、
実際に存在しているのかも怪しい人を探す張り紙があったりしています。

詮索人の、悲痛な気持ちや怒りの感情など、それぞれの心情が見え、
そこから見える背景をそれぞれに想像できる点が、よかったです。

所在不明「場所」の行方不明:感想

このセクションでは、存在しているか不明な場所と関連する人々との展示がまとまっていました。
都市伝説に関連するものから身近での噂話に至るまで、様々なものが収集されています。

前のセクションと違って、人の背景を想像すると言うよりは、
ちゃんと語られている場所に関して意識が向くようになっていました。

個人的には、夢の中だけで行かれる街の地図と、「土砂」と言う不可解な現象が起こる映像が面白かったです。

出所不明「もの」の行方不明:感想

このセクションでは、遺留品に関する展示がまとまっていました。
遺留品は意味が2つあり、①既にこの世にいない方が遺したもの。②持ち主不明の忘れ物。なんだそうです。

このセクションで面白かったのは、「行方不明マニュアル」という展示でした。

キャプションに書いてあった、
“「行方不明/失踪」を求める人に向けた書籍はいくつか存在します。”と言う文言や、

マニュアル内で紹介できるのは、『失敗例』だけ。と言うことを、
説明を聞いていてなるほどなぁと思いました。

真偽不明「記憶」の行方不明:感想

最後のセクションは、行方不明が「記憶」と紐づく展示でした。

この世と自分が存在しているのって、自分や他人の記憶に依存していますよね。

実際に、消えてしまった存在に対峙した時や、自分がその事象に巻き込まれた時、
どう感じるのか。それは幸福なのか不幸なのか。そう言うことを考えさせるセクションでした。

まとめ:これから行く方へ

行方不明展と聞いて、怖い展示なのかも…と思われる方もいらっしゃると思いますが、
怖さレベルで言うと、5段階中「2」ぐらいの体感でした。

びっくりさせるような怖さのものはなく、考察を重ねていくと、
じわじわ怖さが込み上げてくるような展示です。

なので、

  • 考察が好きで、物事が見る角度によって感じ方が変わるものが好きな方
  • ジャンプスケア(驚かせてくるもの)は苦手だけど、ホラーは好きな方
  • 本など読み物が好きな方

にオススメできる展示かなと思いました!

それと、これからいく方には、展示場を上下左右隅々まで観察して欲しいです。
おまけ的な要素が散らばっているので、より展示を楽しめると思います。

個人的には去年の東京会場に行きそびれていたので、行かれて嬉しかったです…。
(しかも去年は推しがトークショーをやっていたので、まだ悔しさはあります。)

行こうか迷っている方は、ぜひ足を運んでみてください。

コメント