今回は「恐怖心展」に参戦してきました。
その内容を、ピックアップして感想と共に記録しておこうと思います。
詳細は下記の記事にありますので、気になる方は見てみてください!
恐怖心展|開催日時・アクセス・混雑・所要時間まとめ
【開催日時】
2025年7月18日(金)〜9月15日(月祝)※毎日開催中
11時〜20時 ※最終入場は閉館30分前
※ 2025/09/01時点
【アクセス情報】渋谷駅より徒歩5分

- 会場:
- 渋谷BEAM4階 / BEAMギャラリー 東京都渋谷区宇田川町31-2
- 最寄り駅:
- 「渋谷」駅 徒歩5分
【所要時間・滞在時間】
- 所要時間:約90分ほど
- 読み物が多めなので、読むのが早めの方は上記の時間より早く回れる可能性があります。
- 90分制なので、回るのが遅めの方は空いている奥から見ると時短になると思います。
展示内容と感想
展示概要
公式にあるイベント概要の抜粋は下記です。
恐怖心展では、「先端」「閉所」「視線」といった、
様々なものに対して抱く「恐怖心」をテーマに、展示を行います。そこで展示される様々なものを通して、
引用:恐怖心展 サイトTOPページ https://kyoufushin.com/ (参照 2025/09/01)
あなたの恐怖心に向き合うきっかけになれば幸いです。
展示内では、様々なものに恐怖する人々のエピソードがまとめられていました。
展示概要から感じたイメージは、
恐怖を体感出来るような展示が色々あるのかな?と思っていましたが、
個人的な感想は、“恐怖心博覧会”という感じでした。
よく考えてみたら、“恐怖を体感できる展示”とか炎上案件ですものね…笑
展示内容
※ここからは、抜粋して展示の内容を写真を含めつつお伝えしていきます。
また、今回の内容的に、恐怖や不快感を感じる方が出てくる可能性があります。
ご理解の上、記事をお楽しみいただけたらと思います。
ネタバレを回避したい場合は、気になる部分だけ読むか、「感想」まで飛ばすことをオススメします。
入場前
私が行ったのは土曜日で、20名程度が並んでいましたが、
入場時間が来たら会場がある4Fまでのエレベーターにどんどん通されるので、
待つストレスはなかったです。
注意事項は入場前の柵に貼られているのと、スタッフも結構いるので、
入場前に困ることはないと思います。
ただ、期間有効券を持っている方が、日時指定券のみの日程に来てしまい、
入場を断られていたので、チケット購入の際は、よく読んで購入するのがいいと思います。
入口前
チケット確認前に廊下があるのですが、そこにはポスターが並んでいました。

顔が黒く塗りつぶされている人たち。
キャプションにはそれぞれ違ったものに対する恐怖心が「〇〇に対する恐怖心/英語表記」という定型文で書かれていました。

ここに、ミラーシートっぽい一面があったので、あなたの恐怖心はなんですか?
と聞かれているような気分になりました。
入り口までスタッフに促されるので、小走りしながら駆け抜けることに。
やはり、平日の方がゆっくり見られるのかもしれません。
存在に対する恐怖心
下記プロローグからの抜粋です。
引用:恐怖心展内 「そこにあるもの」がこわい プロローグから抜粋
この順路に存在するのは、「先端」「血液」「毛髪」など、何かの実体を伴う、身近な恐怖の対象です。
もう嫌な感じですね!笑
会場MAP
初めに会場地図が渡されます。

右下に解説文が読めるQRが印刷されていたのですが、携帯で解説を見れるのが有り難かったです。
多くの展示会で配られる会場地図や展示情報はA4サイズのものが多く、見るときに嵩張るので。
着ぐるみに対する恐怖心

この展示を見た時は、どうしてこんなにズタボロなんだ…。と可哀想な気持ちになりました。
私は恐怖心はありませんでしたが、
魔法少女山田のように可愛いとされるものに異常な恐怖を感じる現象ってありますよね。
何かしら原因を探りたくなってしまいます。
蜘蛛に対する恐怖心
私がセクションの中で嫌だったのはこれですね。

これは、部屋の中で見かけたらものすごい恐怖を感じますね…。
でも、私は外で見たらそこまで恐怖を感じないので、不思議です。
虫の中でも比較的小さい蜘蛛は平気ですが、画像の写真の蜘蛛はめちゃくちゃ大きそうで嫌〜〜。
昔、マンションで高い位置にいたカマキリに飛び掛かられた記憶があり、
そのせいかもしれませんが、小さい頃から虫が苦手です。
キャプションに書いてあった通り、実際の危険性がほとんどないものなんですけどね。
虫から見た方が、人間なんて大きすぎて恐怖以外の何者でもないんじゃないかな。
社会に対する恐怖心
引用:恐怖心展内 「それをすること」がこわい プロローグから抜粋
社会恐怖は、この展示において、
人の社会的営み(コミュニケーション)の中で生まれる、
多くの場合で「存在しない」ものへの恐怖として定義します。
老化に対する恐怖心

老いに対する恐怖って、誰にも一度は感じたことがあると思うのですが、
それに抗うための薬で、この量は恐怖を感じましたね…。
こちらは、ある男性が様々なところから取り寄せている「老化防止」のサプリメントと紹介されていました。
初めは、親しみのあるサプリメントから始まり、次第に科学的根拠がないものまで取り寄せ始めたのだそう。
この、時間が経つにつれてゆっくりと過激になっていくのってリアリティがあるなぁと感じました。
私もナイスミドルになれるように努力中です。
主に内面にフォーカスしていますが。
醜形に対する恐怖心

こちらは、動画にもなっている題材ですね。
SNSでも、写真のような過度と思われる加工が誇張なく存在している印象です。
私自身はネット上に自分の顔を晒すことはなるべく避けて生きている人間ですが、
今を10代で生きていたらどうなっていただろうか…と想像します。
他者の視点への恐怖心とも言えそうだなと感じました。
空間に対する恐怖心
引用:恐怖心展内 「そこにいること」がこわい プロローグから抜粋
「海洋」や「病院」など、狭い意味の「場所」だけでなく、
「高い」や「狭い」など、広い意味の一空間」性を、
この順路では扱います。
高所に対する恐怖心

これは命に関わるから怖いな!と思ってしまいますね笑
写真で見る分には全く感じませんが。
キャプションに書いてあった人が恐怖心を自覚した瞬間は、
アパートの階段という、リアルに高さを感じる場所だったので、共感してしまいました。
汚れに対する恐怖心

展示場所に、ほぼ通路いっぱいに汚れた畳が横たわっていました。
こういう、鑑賞だけではなく、実際に体験できるものがあるのも楽しい展示でした。
私は何の問題もなく踏んで通過しましたが、
近くにいた女性は全く踏めず、若干悲鳴を上げながら畳が置かれていない僅かな隙間に足を入れて何とか通過していました。
概念に対する恐怖心
引用:恐怖心展内 「こと」がこわい プロローグから抜粋
「死」や「無限」など、なくすことも遠ざけることもできず、
どんな時もただ普遍に「在る」何かに感じる恐怖。
罪悪に対する恐怖心

過去の些細な出来事から、自身が他者に対して何か迷惑行為を行わないように監視してほしい。と24時間自分の自室を映し続ける女性の映像が展示されていました。
これをやると、防犯的にかなり危険なので本当に映像としてあったものなのかは不明ですが、、
ここまではいかなくても、見えない秩序に見られている感覚ってありますよね。
時間に対する恐怖心

こちらは、気がついたら物忘れや、時間が経っていることが増えた女性のエピソードが書かれていました。
その女性は、時報を読み上げ続ける声を大音量で流していたそうな。
私の身内にも、そういうことが増え、
不安そうな顔で話すのをみていたので、この恐怖心は分かりますね…
私も体験した場合、今がいつなのか、いつから記憶がないのかが分からない状況になった時、
とても怖いなと思いました。。
恐怖心展にあったどのカテゴリーにもないおまけ要素
恐怖心展には、これは展示なのか?と思われるものが落ちていたり、置かれていたりしました。
「行方不明展」にもそういう要素があったので、
製作者サイドの遊び要素なのでしょうね。
「存在に対する恐怖心」エリアに置かれていた紙切れなのですが、
初めは、誰かの落とし物なのかと思ってスルーしていました。が、どうやら展示物だったようです笑

「相談です」と書かれた、中身はお医者さんに宛てて、息子の成長に恐怖を感じる母親からの手紙でした。
他にもおまけ要素が落ちていて、何回か展示内を往復したりしましたw
感想
感想に関しては関連記事に詳しく書いてありますので、興味がある方はご覧ください!


コメント