4月は、街全体が少し地に足がついていないなと感じています。
華々しい新生活の始まりを感じたり、
お花見をしながら、公園でお酒を嗜む人たちを見かけるようになるから。
そんな中、2025年の4月に伊香保温泉に行ってきました。
友人と久しぶりの旅行です。
もう2ヶ月くらい経ってしまっていますが、
今日はそのことを書こうかなと思います。
伊香保温泉ってどんなところ?
伊香保温泉(いかほおんせん)の特徴は、
- 群馬県渋川市にある古くからの名湯で、万葉集にも詠まれている歴史ある温泉地。
- 開湯は約1900年前とも言われ、古くは戦国武将や旅人の湯治場として愛されてきた。
- 特に有名なのが365段ある石段街。両脇にはお土産屋や飲食店、宿が並ぶ。
- 明治時代には与謝野晶子や竹久夢二など文人にも愛され、作品にも登場。
現代では、東京からのアクセスもよく、観光や女子旅スポットとしても人気な温泉街です。
【アクセス情報まとめ】
- 出発地:バスタ新宿
- 交通手段:高速バス(伊香保石段街行き)
- 所要時間:約2時間半
伊香保温泉の石段街の住所は下記です。
〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保76−5
山の中にあるので、電車で行っても最後はバス乗り継ぎになります。
高速バスが選択肢にあれば直行便があるので、そちらで行くのがいいのではないかなと思います。
伊香保温泉は人が少ない4月が狙い目
伊香保温泉の人気の季節は、紅葉が色づく10月下旬から11月上旬。
ですが、人混みが苦手な人には、4月の伊香保温泉旅行がおすすめです。
石段街の周辺に桜の木もあったので、今年は後1週間遅く行っていたら満開で綺麗だったと思います。
私の旅行はいつも食べ物尽くしの中で時々、美術館に行ったりすることが多いです。
初日から石段街で「花山うどん」さんの黄金・白銀の二味かけを食べ、「湯の花パン: 伊香保ベーカリー」さんの石段ぷりんを食べ、「伊香保クレープCREAM」さんのを石段クレープを食べ、、
今回もそんな感じのプランです。



【2泊3日】伊香保温泉の旅スケジュール
私たちの旅行スケジュールはこんな感じでした。
1日1日充実して楽しい旅行でした〜!
■1日目
- 伊香保温泉にお昼ごろ着
- お昼ごはん 花山うどん
- 石段街を散策
- 夜:浮雲
■2日目
- ホテル朝ご飯
- いちご狩り_須田いちご園
- 伊香保グリーン牧場
■3日目
- ホテル朝ご飯
- 竹久夢二伊香保記念館 に行く
- 昼:大澤屋 第一店舗
- 伊香保温泉を夕方発
閑散期の夕飯はどこで食べたのか
石段街にあるお店のほとんどは、17時ごろに閉まってしまうので
夜の閑散期にやっているご飯どころがあるのか少し不安だったのですが、
行きたいと思っていた居酒屋「浮曇」さんがお店を開けていたのでお邪魔しました!
旅行中何度かお店の前を通ったのですが、
いつでもお客さんが沢山いてとても活気がありました。



頼んだものがどれも丁寧に作られており、目で見ても食べても楽しい時間が過ごせました。
店員さんと少しお話しをする中で、
伊香保温泉には皆さんだいたい1泊2日で来ることが多いと知りました。
確かに日帰り温泉も石段街には結構あるので、
沢山食べて温泉に浸かって帰るプランでも最高だなと…。
1泊2日だったら、コンパクトに3連休でも土日でも気軽に来れていいですよね。
伊香保温泉で泊まった宿:伊香保温泉 福一
私たちが宿を決める上で重要視したのは、なんといっても「食」。
あとは手の届くお宿か…なのですが、
閑散期は人が多過ぎず観光しやすい点に加え、
いつもは手の届かないお宿もお手頃価格で泊まれるのが魅力の一つ。ですよね。
朝食ビュッフェオープン〈3周年記念〉だったこともあり、
美味しい朝食までついていて最高でした…。


和洋中よりどりみどり。


このあと1時間半後くらいにいちご狩りに行く人間が食べる量じゃない。
見えていませんが、デザートもちゃっかり取っています。
朝食も大満足ですし、福一さんは宿泊中
自由に食べていいお菓子や飲み物のコーナーもありました。

お客を絶対に空腹にさせない気概を感じます。
しょっぱいのから甘いのまであるの「分かってる」感しかありませんでした。
須田いちご園
朝食の後はバスに乗り須田いちご園さんへ。
予約が出来るので、安心でした。
30分食べ放題です!
時間が少し足りないかな?と思うかもしれませんが、十分に楽しめる時間がありました。
じゃらんさんで予約すると+10分ついてくるみたいなので、気になる人は見てみてください。
※現在予約停止中。シーズンになると公開されるようです。
いちごの種類が6〜7種類くらいあり、香りや味の違いも楽しめました。
そしていちご園の方がとても優しい方々だったので、もし行く機会があれば是非。


伊香保グリーン牧場

動物に癒されたくて牧場に来ました。
HPがとても可愛いし、みんなの『グリ牧』投稿の写真が最高に可愛いのでみて欲しい…。
私が行ったのは閑散期だったので、華やかな写真は撮れなかったのですが
腹ごなしにのんびり散歩をしたりゆっくり動物に触れ合えたのでこの時期もまた良しでした。
宿の朝食と苺でパッツパツのお腹だったのでね。

毛がモコモコの子ヤギが沢山いました。
親ヤギが近くにいないと、慌てて走って近くに寄っていくのがとても愛らしかった〜。

とんでもなく接写で申し訳ないのですが、うさぎハウスでかごだっこを体験。
気に入った推しウサちゃんやモルちゃんをカゴに乗せて抱っこできます。
じんわり暖かくてフワフワ。
動物をナデナデしながらぼーっと過ごす時間って、動物を飼っていないとなかなか無い。
実家には猫を飼っているけれど、暮らしている家には動物はいないので
書いている今も膝にウサちゃん乗せたい。


SHEEP DOG SHOWも迫力があって楽しかった〜!
ワンちゃんの誘導で遠くにいた羊の群れが漫画でしか見たことがないドドドドドッて効果音をさせながら目の前にくるし、右の写真にも分かる通りロープ超えて目の前まで来ちゃう羊ちゃんもいる。
めっちゃお利口な牧羊犬。可愛い。
たまに牧羊犬に群れから剥がされようとする羊のブチギレが見れたのも面白かった。
(羊は群れて身を守っているみたいです。そりゃ不安だよね。)
竹久夢二伊香保記念館
最終日3日目は朝ご飯を食べた後、竹久夢二伊香保記念館に行きました。
竹久夢二は大正ロマンを代表する画家で、美人画が有名。
本館に飾られていた竹久夢二の作品は撮影禁止だったので、
こちらのオンラインミュージアムのリンクを貼っておきます。
一部展示されていたものがあったり作家について知れるのでおすすめです。
港屋絵草紙店で売られていたデザイン群は今見ても可愛い。大盛況だったのが納得。
竹久夢二伊香保記念館は、建造物も大正時代のガラスが扉に使用されていたり、
日本に元々あった素材で建てられている「義山楼」があったりするので、訪れる価値ありでした。
大澤屋 第一店舗
竹久夢二伊香保記念館に行った後は「大澤屋 第一店舗」さんの水沢うどんを食べました。
旅行前に伊香保を調べていた時に、温泉街を少し離れるとうどん屋さんが密集している地域がありまして。
なんだここ?!って思っていたのですが、「水沢うどん街道」というらしいですね。
約1.5kmの間に十数軒の水沢うどん屋さんがあるみたいです。
短い電車間一駅分の間にうどん屋さんばかりあるって感じか。凄い…。

バス停から少し歩くと、大きな大澤屋が!

舞茸の天ぷらが大きくてサクサク。うどんも透き通っていてツルツル。
地元の人がここのお店に連れてきたような会話が聞こえてきたので、
地元民も認めるお店なんだなと思いました。

入り口にでーん!とあった、岡本太郎の作品たち。
どうやら先代が岡本太郎と交友関係があったらしく、ちょくちょくお店に顔を出していたんだそう。
余談
今回、大満足な旅行だったのですが、
旅行って幸せなだけで終わらないこともあるじゃないですか(?)
プチハプニングも書かせてください。
伊香保温泉に着いて早々
美味しいものをいろいろ食べてウッキウキで旅館に帰ってお手洗いに行った時のことです。
お手洗いから出る前に手を洗うと思うのですが、
少しハンドソープのボトルポンプが押しにくいな〜と思った瞬間、、
液体が勢いよく飛び出し、
綺麗な放物線を描きながら目を目掛けて飛び込んできたんです。
その時、飛んでくるものがスローモーションで見えたのですが、
身体がまだ状況を理解出来ずポンプを手で押し続け、ハンドソープが目に飛び込み続けました。
調べたら、物事がスローモーションで見えることを“タキサイキア現象”というらしいです。
危険だと判断した脳が高速に処理を始める結果、
時間がゆっくりに感じられるみたい。
ドラマとかアニメの表現方法の1つだと思っていましたが、本当に起こる現象なんですね。
………そんな豆知識はどうでもいいか。
しばらくパニックで呆然と立ち尽くしていたのですが、
ロビーのトイレに誰も入ってこなかったのが救いでした。
私のコートに飛び散るハンドソープに、
友達はビックリしつつも笑ってくれていました。よかった。
浮雲さんのご飯がなかったら心が少し凹んだ状態で
あと2日の旅行を過ごさねばならなかったかもしれない。
助かりました、浮雲さん。
悲しい事件は続いていた
初っ端から悲しい事件があったのですが、
実は2日目以降も悲しいことが起こっていました。
それは、腹痛です。
なんか知らんが、とんでもなく腹が痛くなってトイレに引きこもっていました。
普段そんなに胃腸が弱いわけではないんですが、
友人と遊んだり旅行行くときに急に主張し始めるんですよね…。今度は痛み止め持って行こう。
推しがお腹弱い勢なので、
今私は推しが体験した感覚にきっと凄く近いはずや…!という思考になり、
旅行中の悲劇の中に幸せを見出すことで乗り切っていました。
旅で目にとまった風景
旅行先で、気になった風景をおいておきます。

これは、「須田いちご園」さんの壁にあったイチゴのキャラクターなのですが、
いろんな配線に追いやられて全然前進出来ていなさそうだったので撮影しました。
めげていない表情がとてもいい。人生に行き詰まった時に見返そうと思います。

4月だったから、めでたい看板があり撮影しました。
最近こういう看板見なくなりましたねぇ。

お店の中で射的ができる場所があり、そこに手作り感満載のスライムがいたので撮影。
店主さんが作ったのかと聞いたら、ちゃんと買ったものらしいです。
そして、初めからちょっと薄汚れていたみたいです。
なんでこれを購入したのか気になったのですが、よく他の景品を見てみると
個性が光るものたちがちらほらあったので、好みの方向性なのだなと理解しました。
(写真下段右の男性の置き物とか、ピカチュウの隣では日焼けしてる置き物もありますね)
2泊3日かかった費用まとめ(1人あたりの目安)
項目 | 内容 | 金額(円) |
---|---|---|
交通費 | 新宿〜伊香保石段街 高速バス(往復) | 5,400 |
宿泊費 | 伊香保温泉 福一 1泊朝食付き(2泊分) | 22,000 |
食事・カフェ | 石段街でのランチ、スイーツなど | 7,000 |
観光費用 | 美術館・牧場など | 6,600 |
おみやげ代 | 水沢うどん、手ぬぐいなど | 2,000 |
合計 | 43,000 |
※時期やプランによって変動あり。特に宿泊費は平日・土日やセールで差が出ます!
まとめ:静かな温泉街でゆっくりしたい人におすすめ!
閑散期の伊香保温泉は、人通りも少なくゆっくりとした時間が流れていました。
旅館で温泉に時々浸かりながら、美味しいご飯を食べて石段街をぶらぶらする贅沢な時間を過ごせるので、休日をゆっくり過ごしたい方にオススメだなと思いました。
また、旅行なら目一杯その土地のものを楽しみたいよ!って方は、温泉街周辺も視野に入れれば全然楽しめると思います。
私たちの旅行は、割とガッツリ2泊3日楽しみ切ったので、参考にしていただけたら嬉しいです〜!
次旅行に行くのはいつだろう。
その時はまた、ブログにまとめようと思います。

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